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クロちゃん

昨日の朝、クロちゃんが黙って家を出て行きました。Dscn0982

朝起きてきて、階段の下でうずくまるように寝ているクロちゃんを見て、調子悪そうだなぁと思い、「クロちゃん!」と声を掛けてクロちゃんをまたぎました。

クロちゃんは、いつもならご飯をねだるのに、その場に寝たままでした。

ふと見ると、廊下がおしっこで濡れています。

「あれあれ、こんなところでやっちゃって」と思いつつ、その場に敷いてあった新聞を片付け雑巾を掛けて、母の世話に行きました。

母を車椅子で連れてくると、クロちゃんは餌場の前にいました。

クロちゃんの餌場には、牛乳がたっぷりあるのに飲んだ気配がありません。

何かを欲しがる様子もなく佇んでいるので、「車椅子に轢かれちゃうよ」と、そのクロちゃんを脇へやって、母をテーブルまで連れてきました、

すると、クロちゃんもテーブルの下まで来たので、「クロちゃん、お外にトイレに行く?」といってガラス戸を開けました。

戸を開けても行きたくないときは動かないのに、昨日は戸のところまで来て、少しの間外を見て、静かに出て行きました。

そのとき、ふと、影が薄いというか、小さくなったなあという感慨を覚えましたが、慌しさにすぐその場を離れてしまいました。

当然すぐ戻ると思っているので、余り気にも留めませんでした。

そのとき雨は小止みでしたが、その後だんだん強くなり、吹き降りになっても帰ってきません。

おかしいと思いつつ、雑事に追われて時間が立っていきました。

朝出て行って、夕方にしか戻ってこないことは、ちょくちょくとあったけど、体力が落ちている時におかしいと、昼過ぎに家の周りを念入りに探しても影も形もないのです。

その日は、もう一匹のチャチャと一緒に獣医さんに連れて行く予約が、夕方5時半に取れていました。

だから、それまでには帰るだろうと思って待っていても、帰ってくる気配もないのです。

獣医さんにお話したら、帰ってくると思いますよ、と言われましたが、きっと気休めにいってくださったのだと思います。

結局、今夜も帰ってきませんでした。家の周りを一周しても、近所の心当たりのところを廻っても、姿かたちもありません。

前日までは食欲もまあまああり、牛乳をたっぷり飲んだり、大好物のホタテの刺身を食べて、それが最後の食事になりました。

もしもの時には、安楽死も考えていたけれど、クロちゃんは一人で静かな最後を迎えたかったのかもしれません。

この家にも一人でやってきて、しばらくは物置で一人で生活生活していたクロちゃん、

野生の特製を存分に発揮して、13年の猫生を存分に謳歌したことと思います。

安らかに天寿を全うして旅立った、と信じています。Dscn0983 チャチャが、時々悲しげに鳴いて、足を蹴ったり尻尾を振ったりしています。

ひょっとしたら、クロちゃんがこうやって今もチャチャの上に乗りに来ているのかも知れません。

PCの前に座っていると、ふっとクロちゃんの匂いがすることも。

きっとまだ家の中や庭で遊んでいるのよね。

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ペット」カテゴリの記事

コメント

 クロちゃんの御冥福をお祈りいたします。
クロちゃんは幸せだったと思います、だからミモザさんに安楽死という選択をさせないように自分の死に場所をお世話になったお家の外にしたのだと思います。
子供のころに時々大きな犬が床下に来てた事が有って、なぜか
その犬は怖くなかったのですが(もちろん、触らなかったですが)
有る時急に来なくなりました。祖母が、賢い野良犬だったから
世話をかけないように床下で死なずに、死に場所を探しに行ったのだろうと、言ってた事を思い出しました。

タイの熱風様

慰めて頂いてありがとうございます。
やっとこの頃、クロちゃんのことを受け入れることが出来るようになりました。

最後の晩、クロちゃんの涎まみれの口の周りを綺麗にしてあげて、体を拭きながら辛いでしょうと声を掛けました。

次の朝、クロちゃんの口周りはいつもと違って綺麗だったと思います。
最後の力を蓄えて、家を出て行ったのでしょう。

月曜の朝、チャチャが悲しげに遠吠えしたときに、クロちゃんは天国に召されたと思います。

今ちょっと平穏な日々が訪れています。
クロちゃんのプレゼントだと思って、日々の暮らしを大切にしなくちゃ、ですね。

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